住宅ローン控除は正式には「住宅借入金特別控除」と言います。住宅ローンを利用してマイホームを購入した方に所得税の控除を受けられる制度です。返済開始から最長13年間、ローン残高の0.7%が減税の対象となります。住宅ローンの控除額が所得税を上回る場合は住民税から控除しきれなかった金額が控除されます。
住宅ローン控除を受けている方がふるさと納税を寄附する場合、所得税ではふるさと納税の寄附金控除が優先されるため、住宅ローン控除はふるさと納税の残金となります。せっかく受けられる控除額なので、住宅ローン控除の金額を把握して、各ポータルサイトのシミュレーションでふるさと納税に寄附できる金額を調べることをお勧めします。
住宅ローン控除を受けていてふるさと納税を寄附した場合でもワンストップ特例制度を利用できます。e-Taxを利用するにしろ書類で提出するにしろ確定申告は給与所得者には複雑で大きな手間のかかるものです。ワンストップ特例制度を利用できるのは大きなメリットです。
ただし、住宅ローン控除は初年度だけは確定申告が必要なので注意して下さい。